令和3年5月例会互選による作品紹介　2021年5月19日

＊それぞれの「画像」の上に「マウス」を置くとその作品の「講評」と「撮影データ」が表示されます。

茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園内にある「みはらしの丘」に530万本植えられたネモフィラです。「みはらしの丘」全体を眺めるのもスケールが大きく雄大ですが、超広角レンズ(16㎜)でブルーに咲き誇る小さなネモフィラを最短焦点距離からクローズアップで見上げ、ネモフィラの美しさと観光客を「みはらしの丘」の稜線に配し、スケールの大きさが表現されています。日時：2021_4_20 10:48、場所：ひたち海浜公園、S:1/200、焦点距離：16ｍｍ、F/20.0、露出補正：ナシ、ISO:500、WB:太陽光，機種：CANON 5D MarkⅢ、狙い：ひたち海浜公園のネモフィラです。みはらしの丘へ登って行く観光客を丘の稜線に配置し、満開のネモフィラが丘を埋め尽くしているスケールの大きさを表現するため低い位置から撮影しました。

NO,02 　天空に咲くネモフィラ 多田　政美

江戸時代の貨幣である小判に似た形の小穂(しょうすい)をつけることから名付けられたそうです。普段は気にしない雑草ですが、今頃の時期散歩道の草むらを注視すると見かけます。作品は、コバンソウをドライフラワーにされたのでしょうか黄金色に染まっています。マクロレンズで接写すると中々面白い形で自己主張していますねぇ。全体的に柔らかい色調で統一された色彩で優しさを感じる作品に仕上がっています。日時：2021_4_28 9:05、場所：自宅室内、S:1/160、焦点距離：90ｍｍ、F/3.5、露出補正：＋0.3、ISO:800、WB:太陽光、三脚使用、機種：SONY α7RM3、コメント：気温高めの今年は色づきも早め。小判色に染まる花姿にはいつ見ても写欲をそそられる。

NO,03　 染まるコバンソウ　 並木　敏夫

シラーペルビアナは特徴ある星型の青紫色の小花をたくさんつけた花序が美しい球根植物です。その特徴ある花序が表現出来るよう、やや俯瞰気味にカメラ位置を設定しマクロレンズで青紫色の小花にピントを合わせ、蜜を求めて飛翔してきた蜜蜂を上手く捉えています。日時：2021_4_24 13:21、場所：自宅近くの花壇、S:1/3200、焦点距離：50ｍｍマクロ、F/2.5、露出補正：-0.7、ISO:200、WB:太陽光、機種：オリンパス　E-M1、コメント：蜂がシラー・ペルビアナの蜜を吸いに花びらに着地する寸前を撮りました。

NO,04 蜜に誘われて 伊藤　裕介　　

横浜が開港した4年後の1863年に横浜のアメリカ領事館内で礼拝を行って以来、横浜ユニオン・チャーチは1910年横浜市山手町で礼拝堂が建設された。1923年の関東大震災で倒壊したが、戦後1960年代に再建された教会です。150年余の歴史経た礼拝堂の敷地の建つマリア像は居留地の外国人にとって心の祈りの場だったのだろう。白百合の花言葉「純潔」「威厳」が似合う。日時：2006_7_20 15:14、場所：横浜市山手（ユニオンチャーチ）、S:1/650、焦点距離：65ｍｍ、F/7.1、露出補正：-0.3、ISO:400、WB:オート、コメント：横浜山手地区を友人と家内と連れだって散策した時に写しました。横浜育ちの私にとってこの地は懐かしい場所です。静かな人出でした。

NO,05 　　祈り　　鳥本　恵司　　　

国営ひたち海浜公園「たまごの森フラワーガーデン」のチューリップワールドには、約200種25万本の色とりどりのチューリップが咲き誇ります。作品は、パステルカラーのチューリップを選び背景にピンク、グリーン、ブルーの三色のチューリップ配した構図となっています。タイトルが「二人静」ですが、チューリップが重なって「一人静」に見えます。右スペースに同じチューリップが欲しかったように感じました。日時：2021_4_20 12:52、場所：ひたち海浜公園、S:1/3000、焦点距離：100ｍｍ、F/2.8、露出補正：ナシ、ISO：400、WB：太陽光、その他：PL・三脚使用、

　　　NO,06 二人静　　大谷　且子　　　

5月に相応しい作品です。真っ青な五月晴れに東京タワーが聳え、左半分に鯉のぼりを配した構図で上手く纏まっています。広角レンズの特性である画角の広さを生かした作品で東京タワーの高さが実寸以上に高く見えます。日時：2018_5_4 12:30、場所：東京タワー、S:1/350、焦点距離：24ｍｍ、F/8.0、露出補正：ナシ、ISO:250、WB:太陽光、

NO,07 青天に泳ぐ 安永　忠敬　

富士山(3776ｍ)は四季を通じて表情を変え季節の移り変わりを教えてくれます。3・4月と云えば季節は春ですが、富士山で一番積雪が多いのは4月だそうで平地では桜が咲く季節も富士山はまだ真冬だそうです。朝霧高原からの富士山は人工物が一切ないため、4月下旬の積雪が多い秀麗な富士山が望めます。名峰の冠雪が美しい季節の富士山を見事に捉えています。日時：2021_4_20 13:14、場所：朝霧高原、S:1/1600、焦点距離：39ｍｍ、F/5.6、露出補正：ナシ、ISO:200、WB:太陽光、備考：富士山の西側（朝霧高原方向）から見ると雪解けが進み、山領の変化が良く見える。一方河口湖側の富士は雪が多く変化に乏しい。

NO,08 春の富士鈴木　賀夫　

二輪草が御自宅の庭に咲いているとは驚きです。時期的にはカタクリの花が咲く頃と一緒で、埼玉県佐野の三毳山へ二輪草を撮りに通いました。二輪草の花言葉は「友情」「協力」そして「ずっと離れない」とあります。作品のように群生するまでには手入れには数年を要したのでしょう。「ずっと離れない」ために・・・。望遠レンズの圧縮効果で華やかに捉えられています。日時：2021_3_29 16:10、場所：自宅庭、S:1/400、焦点距離：200ｍｍ、F/4.0、露出補正：ナシ、ISO:500、WB:晴れ、花の名は「二輪草」多年草で根付くと凝って咲くので賑やかです。

　NO,09 こんにちわ！　鈴木　和子

千葉公園「牡丹園」での早朝、牡丹の花弁に朝露の雫が氷のように輝き、その雫が朝陽を受けてピンクルビーのように輝く様に写欲をそそられたのでしょう。背景の花弁に付いた朝露も丸ボケを表現するチャンスですので開放値から段階的に絞り値を変えて撮影されると丸ボケの美しい作品が期待出来ます。日時：2017_5_2 5:48、場所：千葉公園牡丹園、S:1/800、焦点距離：90ｍｍマクロ、F/4.5、露出補正：-0.3、ISO:200、WB:晴天、機種：NIKON D300、三脚使用、コメント：千葉公園の「牡丹園」で撮影中、丁度、朝陽が差し込んできて、花の水滴に陽が差し込んできた瞬間を捉えた内容です。

NO,10　　 朝陽を受けて　高橋　安吉

京成電車西登戸駅前の落とし物♪日曜日の昼下がり、西登戸駅に向かう途中の落とし物か?西登戸駅に着いてからの落とし物?謎は深まります。落とし主は、お可愛い人形だから女性。幼稚園児、小学生、中学生、高校生位の年齢層か?大学生、社会人、奥様、おばあちゃんもあり得るか。謎は益々深まります。交番へ拾得物の届けはしましたか?早く持ち主に戻ると良いですネェ。日時：2021_4_25 13:47、場所：登戸駅前、S:1/3906、焦点距離：27ｍｍ、F/1.7、露出補正：ナシ、ISO:66、WB:不明、機種：Pixe14a、一言：スイミングに行く途中小さな落とし物発見。どんな子が落としたのか。日曜の午後中学生、小学生、いや高校生色々物語を想像する落とし物って面白い。

NO,11 落とし物内田　ちよ子 　

幸町公園の藤棚に藤の花が咲きはじめましたか。千葉ガーデンタウンに隣接した公園でありコロナ禍で遠出が出来ない中、四季の変化を味わえる公園で散策出来ることは素敵ですねぇ。カメラを携え公園の木々草花の彩りを楽しんで下さい。日時：2021_4_21 12:50、場所：幸町公園、S:1/800、焦点距離：不明、F/4.5、露出補正：ナシ、ISO:不明、WB:100、機種：FUJIFILM FinePix F600EXR、

NO,12　　　　わが街の藤早くも開花　　　益田　清　

長野県の最北端に位置する栄村・秋山郷への道である奥志賀高原からは11月初旬から翌年5月下旬まで通行止めになるほど雪深い秘境です。作品は10月末撮影なので後一週間後には道路閉鎖になる時期です。既に標高の高い山塊には冠雪で白くなっており、晩秋の「三段紅葉」が見事です。日時：2017_10_31、場所：新潟県中魚沼郡　秋山卿蛇淵の滝付近、S:1/200、焦点距離：117ｍｍ、F/8、露出補正：ナシ、ISO:250、WB:太陽光、機種：5DMark4、前日は初雪が降りました。

　　　　NO,13　　秋景　藤代　善一郎

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